使い方・設計ガイド
寸法決めから試し刷り、取り付けまでの実践的な手順です。
1. 先に入れる物を測る
収納物の最大幅・奥行き・高さを測り、取り出しやすさの余裕を加えます。表示される内寸を基準にし、外寸との取り違えに注意してください。深い箱ほどボードとフックへ大きな力が掛かるため、最初は軽い物で確認します。
2. フィットゲージを先に印刷する
SKÅDISボード、表面塗装、プリンターの押出量には個体差があります。穴幅の片側公差0.3/0.5/0.65/0.7mmと板厚公差0.2/0.4/0.6mmを組み合わせた12個のゲージを印刷します。既定の左右幅3.7mmは片側公差0.65mmです。無理なく入り、持ち上げても外れにくい組み合わせを選び、きついフックを力任せに押し込まないでください。
3. 材料と壁厚を決める
既定は寸法を出しやすいPLAです。フック側面は水平アームと垂直爪の単純なL字形状で、左右3.7mm、断面4.8mm、直角部の内角Rは2.4mmです。爪がボード裏へ掛かる深さは4.8〜12mmで変更でき、標準は6.4mmです。下側の固定は、浮き上がりにも強い標準のロックフックと、着脱しやすく前後の揺れを抑える安定ピンを切り替えられます。標準は側面・前面1.6mm、背面4.0mm、外周5層です。フックを背面板へ太いまま埋め込み、根元を下向きに広げて荷重を背面板へ分散します。上方向と収納内寸側には張り出しません。収納内寸は変えず、増えた背面厚は完成外寸の奥行き側へ追加します。重い物、背の高い物、奥行き100mm超ではさらに背面を厚くしてください。
4. 仕切りと形状を確認する
上面図で各区画の実寸を確認します。フックの3D表示とSTLは同じ断面座標から生成しています。任意の軽量メッシュは前面と左右だけに45°の菱形穴を開け、背面、底、仕切り、フックをソリッドのまま残します。壁部分はサポートなし造形を想定していますが、強度と小物の保持力が下がり、スライサーによっては印刷時間が短くならない場合があります。底面の円形ケーブル穴は直径を設定し、上面図でドラッグするか、左端・背面からの距離を入力して配置します。穴全体を底面内へ収め、仕切りと重ならない位置にしてください。角丸と底面面取りは同時には設定できません。
5. 出力形式と造形方向を確認する
3Dプリントには既定のSTLを選びます。STEPは同じ検証済み形状を三角形の面で表したファセット形式で、CADの編集履歴や解析曲面は含みません。通常は箱の底をビルドプレート側にし、フック下面にはサポートを付けます。プレビューの最大外形とプリンター設定を比較し、収まらない場合は分割STLを使用します。
6. 低い位置・軽い物から試す
取り付け後は下側を支えながら少しずつ荷重を加え、フック、背面、ボードの変形を確認します。頭上、割れ物、刃物、薬品、食品、人や動物の安全に関わる用途には使用しないでください。